「なりたい自分なら?」

 何かをするときに、「なりたい自分なら、どうするか?」という考え方を試してみましょう。
 どんな自分になりたいかを表現できるのなら、「○○な自分なら?」でいい。強い自分、やさしい自分、落ち着いた自分、自信のある自分、元気な自分、など。
 時と場合によって変えるのもいいことです。
 はっきりさせなくても、「なりたい自分なら?」でもいいと思います。
 また、目標とする人がいるなら、「その人なら、どうするだろう?」でも構いません。例えば、「坂本竜馬なら、どうするだろう?」のように。
 いつもの自分と少し違った"なりたい自分"に近づける考え方ができることがあります。

 もう1つ似た考え方で、「そんな自分にはなりたくない」というのがあります。自分が考えていること、これからしようと思ったこと、今しているやり方などを、少し客観的にみて、(なりたい自分にふさわしくなく)よくないと判断したら、「そんな自分にはなりたくない」とストップします。
 私の場合、人に対する悪い想像、みにくい嫉妬、不幸になる考え方で落ち込むこと、などをする自分にはなりたくない、と心がけます。
 さらに、「では、なりたい自分なら?」と続ければいいわけです。
 後悔したり、自己嫌悪に陥るようなことを事前に避けることができます。

 ここで1つ注意しなくてはいけないのは、理想の自分と現実の自分のギャップを嘆かないことです。人は目指していてもすぐになれないこと、わかっていてもなかなかできないことがよくあります。
 「まぁいいか」「なりたい自分になれたらいいな」
 「今はうまくできないけど、努力すれば少しずつなりたい自分になれる」
のような考え方をして、嘆いたり・あきらめたりしないで、なりたい自分になれるよう心がけましょう。できなくても今までと変わっていないだけです。
 うまくできたら、自分をほめ、喜びましょう。

 "なりたい自分"になる努力の積み重ねで、自分を成長させ、幸せに暮らせるようになりましょう。


   
















幸せになる考え方