「○○はいいこと、○○すぎるのはよくないこと」
「考えるのはいいこと、考えすぎるのはよくないこと」
「遊ぶのはいいこと、遊びすぎるのはよくないこと」
「慎重なのはいいこと、慎重すぎるのはよくないこと」
これらのように、○○に適当な言葉を入れて使います。
目的は、悪い状況に気づいた時に、早く原因を知り対処することです。
悪い状況とは、イヤな感じ、気分が悪いなどの心理的なこと、
疲れた、胃が痛い、体調が悪いなどの身体的なこと、
うまくいかない、行動できないなどの事象的なこと。
自分の悪い状況に気づいたら、「○○しすぎかな」と自問してみる。
原因がわかれば、考え方を変える、休む、気分転換をする、やり方を変えるなどの対処ができます。
ここで1つ注意することは「○○しすぎはよくないこと」の、よくないのは「すぎる」ことであって「○○」ではない、ということです。
「気を使いすぎることはよくない」からといって、「まったく気を使わなければいい」と考えるのは間違いです。「気を使いすぎない程度に気を使う」のがいいのです。ですから、「○○はいいこと」が頭についているのです。
次に問題になるのは、「すぎる」の基準です。
「すぎる」と気分がよくなくなったり、精神的に苦しくなったり、体調が悪くなったりします。もっとひどくなると、身体や心の健康を害してしまいます。とにかく幸せに過ごせなくなります。
どこかでストップをかけなければなりません。
その基準は人それぞれです。自分の身体や心の状態・強さ、自分の価値観やポリシーなどで判断するしかありません。
ほんの少し気分がよくないだけでやめてしまうのも、いつまでも悪い状況のまま続けてしまうのも、問題があると思います。
その場で考えて判断すればいいと思います。よく考えたのなら、どちらでもいいと思います。
もし、あなたが苦しいほどに悩んでいたら、「考えすぎではないか?」
もし、あなたが人の目が気になってしょうがないなら、
「気にしすぎではないか?」
もし、あなたが慢性的に疲れているなら、
「働きすぎか、遊びすぎではないか?」
こんなふうに考えてみてください。そして、「○○はいいこと、○○すぎはよくないこと」を適当に自分でアレンジして、言葉にしてみてください。
「考えることはいいこと、考えすぎると苦しくなる」
「遊ぶのはいいこと、遊びすぎなければ問題なし」
「求めることはいいこと、求めすぎると、
とらわれてしまうから不幸になる」
「幸せはいいこと、幸せすぎるということはない。(例外)
すっごく幸せなことはすっごくいいこと」