「友達が他の人と親しくなった」

人づきあいは一方の意思だけではできない

 自分の友達が他の人と親しくなったことで寂しい思いをした経験がある人は多いのではないでしょうか。
 中には、「(友達に)裏切られた」「(他の人に)奪われた」「許せない」などと考えて、すごく悲しい気もちや悔しい気もちや腹立たしい気もちになってしまう人もいます。
 一時的に寂しい思いをしてしまうのはある程度しかたがないでしょうが、そのためにあまり悩み苦しまないほうがいいでしょう。

 あれこれと考えて悩んでしまうのは、感情がおさまらないからかもしれません。
 寂しい気もちや、友達に対する不信感や苛立ちに駆られて、ついそのことを考えて、さらに気分が悪くなってしまうのではないでしょうか。

 まずは、「こういうこともある」「寂しい気もちになるのはしかたがない」「つい相手のことを悪く考えてしまうのも今は無理もない」などと考えることができれば、少しは気もちがラクになるでしょう。
 少しでも心を落ちつけてから、今後のことを冷静に考えることができたら、と思います。

 相手が自分から離れるような原因が思い当たるのなら、「関係を修復しよう」と考え、「まず自分から」と相手に働きかければいいでしょう。
 自分が関係を修復する努力をする気になれない場合には、「去る者は追わず」「しかたがない」「このままでいい」などと考えたほうがいいでしょう。

 二人の関係が特に悪化していなくても、相手にとって自分よりも魅力を感じる人が現れた場合には、相手がそちらにいき、自分から離れていくことがあります。
 そのことを「信じられない」「許せない」「裏切られた」「奪われた」などと考えると、余計に腹が立ったりつらくなったりしてしまいます。「こういうこともある」「しかたがない」などと考えるのとでは、自分の心の中が大きく違います。

 もう一つの考え方は、「これは相手の問題」です。
 つきあいを選ぶ権利は互いにあります。ということは、相手にもあるということです。もちろん、自分にもあります。
 人づきあいは一方の意思だけではできません。相手にその気がない以上、今まで通りのつきあいを続けることはできません。
 自分の思うようにならないことは、つらいかもしれませんが、しかたがありません。
 相手の心変わりに腹が立つかもしれませんが、しかたがありません。
 「これは相手の問題」と考えて、相手のことは放っておいて、自分(の心)を大切にすることを考えたほうがいいのではないでしょうか。

 今、多少寂しいのはしかたがありません。それはやがて時が解決してくれるでしょう。
 それまでは、少しでも「自分の生活を愉しむ」という「自分の問題」に取り組んでみてはどうでしょうか。

    幸せになる考え方