「夫婦の会話がない」

会話の量は夫婦関係のバロメーター

 「夫婦の会話がない」と悩む人がいます。
 ただ不満に思ったり悩んだりして“イライラ”“くよくよ”していても何も変わりません。対策を考え、具体的に努力することが肝心でしょう。

 一方、夫婦間の会話がないのに悩まない人もいます。
 会話の量は夫婦関係の第一のバロメーターです。「会話が少ないのは、注意信号」「会話がないのは、危険信号」と考えたほうがいいでしょう。

 会話のない“冷たい関係”は、不機嫌な生活の元でもあります。
 また、“家庭の危機”となるようなトラブルがいつ発生しても不思議ではありません。
 そのような事態を未然に防ぐためにも、幸せな家庭生活のためにも、夫婦の会話を増やすように努力したほうがいいのではないでしょうか。


│ 具体的に努力する


 まずは、夫婦の間であっても、あいさつ、お礼、謝罪のような基本的なことが大事です。それらは会話を開始するきっかけにもなります。
 中でも、感謝の気もちを表す「ありがとう」の言葉は、相手に与える心理的な好影響が大きいでしょう。

 会話を増やすためには、共通の話題を見つけることが重要です。
 子供のこと、趣味の話、家族の現況についてなど、パートナーも参加しやすいことを話題にできるといいでしょう。

 また、共に何か(できれば、共に楽しめること)を行うなど、いっしょの時間を大切にすることが、自然に会話を増やすことにもつながるでしょう。

 いちばんいいのは、「家庭の幸せを話題にしよう」と考えることではないかと思います。
 たとえば、旅行・遊び・外食などの計画、家族のための買い物、誕生日・クリスマスなどのイベントの企画、共有できる夢や目標、今後の幸せな家庭のあり方……。
 家族の幸せに結びつくようなことを夫婦で話し合えるといいでしょう。

 自分は話題を提議して、パートナーといっしょに考える形がいいでしょう。
 また、パートナーが積極的に会話に参加できるように、相談する形で相手に考えさせ、相手に意見を言わせることができるといいのかもしれません。

 夫婦の会話を通して、いかに幸せなイメージを相手の心の中に創り出せるかがポイントです。それができるようになれば、自然に夫婦の会話が増えてくるでしょう。
 そういう話題と話の進め方を工夫することが重要です。

 家庭の幸せに結びつく、楽しい夫婦の会話ができるようになれたらいいのではないでしょうか。


   

幸せになる考え方