「選択がすべてではない」

選択よりもその後の生き方

 人生には重大な選択をしなければならない時があります。
 でも、どんなに重大な選択でも、それがすべてではありません。

 選択を重視しすぎるために、不幸になる考え方をしてしまうことがあります。
 そういう時に思い出せるといいのが、「選択がすべてではない」という考え方です。

 「選択がすべてではない」のです。選択した生活の中で愉しむ努力をすることが大切でしょう。たとえば、

 ・選んだ仕事で努力し、その中で少しでも愉しむ。
 ・やり始めたことを愉しみ、いい経験ができるように努力する。
 ・自分の夢や目標を達成するために努力しつつ、その過程を愉しむ。
 ・選んだ人と幸せに過ごすことを心がけ、相手の幸せを考える。
 ・選んだ生活の中で幸せに暮らせるように心がける。

 このような選択後の努力や心がけのほうが、選択自体よりも、幸不幸に影響があるのではないでしょうか。

 いちばん良くないのは、過去の選択を後悔しながら今を生きることです。
 ただ後悔して、自分を責めたり落ち込んでいてもしかたがありません。
 「後悔でなく、反省をしよう」と考え、そのことから何かを学び、今後に活かせればいいのではないでしょうか。
 後悔しそうになった時には、「後悔しないように、今を大切にしよう」と考えてみてはいかがでしょうか。

 一つの決断によって、人生の幸不幸が決まってしまうわけではありません。むしろその選択よりも、その後の生き方のほうが大きいのではないでしょうか。
 「選択がすべてではない」と考えることで、選択を重視しすぎて不幸にならないようにできたら、と思います。


   

選択・決断に迷った時

幸せになる考え方