「一つ一つ考えよう」

 新聞などの人生相談を読んでいると、いろいろな問題を次から次へと書き連ねていることがよくあります。たとえば、次のようなものです。
「仕事の内容と人間関係が合わずに、会社を辞めました。親は昔から、私が傷つくことばかり言います。友達もいません。夢も希望もなく、誰にも愛されていないと思うとたまらなくなります」
 これは極端な例ですが、このように問題をどんどんつけ足して考えたら、答えは見つからないし、気分は落ち込むばかりです。

 現実的には、一つ一つの問題を別々に考えることが必要です。
 まずは今いちばん問題なのは何かをはっきりさせ、その一つに取り組むことです。
 緊急性のある問題の場合には、期限を見定めて対処しなければなりません。
 小さい問題はできるたけ問題にせず、すぐにかたづけられる問題はちゃんと終わりにすることです。また、過去の問題や将来の心配などを必要以上につけ加えないことです。
 大きい問題は部分やステップに分割して小さい問題にして、一つ一つ考えて解決していけばいいのです。
 時間がかかる重大な問題には、じっくりと取り組む覚悟が必要でしょう。

 一つ一つ問題を考えるのにいいのは、紙に書いて考える方法です。
 紙に書くことで問題を整理することができます。
 同じ考えを繰り返さずにすみます。(堂々巡りを避ける
 読み返してみることで少しは客観的に考え直すことができます。
 かたづいた問題は線を引いて消してしまえば、きちんと終わりにすることができます。
 時間を置いて考え直す時には、前に考えたことを思い出し、次に考えをすすめることができます。

 抱えている問題がよくわからなくなってしまったり、どうしたらいいかわからなくなってしまった場合には、一度問題を整理してから「一つ一つ考えよう」と心がけてください。問題が多くても一つ一つ対処していくしかないのですから。


    悩みや問題を抱えた時

幸せになる考え方