「まだまだ未熟だなぁ」

 私は何かを考えてイヤな気もちになっているのに気づくと、「(自分も)まだまだ未熟だなぁ」と苦笑いすることがよくあります。そうすると力が抜けて、ラクに考えられるようになります。
 イヤな気もちになるような(不幸になる)考え方をしてしまうのは、「自分が未熟だから」だと考えます。もっと成熟した人間だったら“くよくよ”“イライラ”しなくて済むはずです。

 「自分は未熟」というのは悪い意味で使っているのではありません。事実を認めているだけです。しかたがないのです、実際に未熟なのですから。
 「未熟だ」という自覚があるから、自分を育てようと心がけるのです。未熟だから成長する余地もあるのです。
 そして、今はその途中なのだから「まだしょうがない」と思うことができます。
 でも、いつかはあまり“くよくよ”“イライラ”しない自分になれるはずだ、という希望もあるわけです。

 自分が“くよくよ”“イライラ”しているのに気づいたら、「まだまだ未熟だなぁ」と頭をかいて笑ってしまえばいいのです。
 でも、それに気づける自分は「まぁまぁかなぁ」とか思えたりもします。


   

幸せになる考え方