「こういう所もある」

 人には悪い所もあれば、いい所もあるはずです。
 人間関係を良くする方法として、「相手を良く考える」のが役に立ちます。

 関係が悪くなると、つい相手の悪い所ばかりを繰り返し考えてしまいます。それでは、自分の中で相手はどんどん悪人になり、関係は悪くなってしまうでしょう。
 相手のいい所や自分にしてくれたことなどを繰り返し想い浮かべることで、自分の中の相手に対する考え方が変わります。
 すると、自分の相手に対する気もちが変わり、自然に相手に対する接し方が変わります。
 それが、人間関係を変えることにもつながるのだと思います。

人の悪い所は ハオハオ  人のいい所は 好!好!

 自分にとってイヤな所がある人ともつきあわなければならないことがあります。人(の悪い所)を変えるのは困難なことです。その人が変わらないからと言って、イヤな思いをして過ごしてしまうのは自分にとってよくありません。
 「こういう(所/時がある)人」とわかった上でつきあったほうがいいでしょう。
 イヤな所・ダメな所は大目に見て、もしくは見て見ぬ振りをして、いい所や自分にしてくれることや自分にとっての価値などを想い出せれば、もっとラクにつきあえるのではないでしょうか。

 自分にとって悪い人と感じてしまう人も、もしかしたらいい人なんじゃないか? と考えてみるのもいいと思います。
 すべての人にとって悪い人というのはいないのではないでしょうか。
 家族や愛する人に対してはいい人なんじゃないか? 幼い子供やかわいい動物に対しては違う接し方をするのではないか?
 こんなことを想像してみると、たぶんいい人の時もあるはずだと思えます。
 ということは、自分にとって悪い人になっているのは、関係が悪くなっているだけなのではないでしょうか。

 ただ成り行き上で関係が悪くなってしまう場合が多いのではないでしょうか。
 相手のちょっとした言動を悪く考えてしまったり、単に見た目だけの第一印象でこんな人じゃないかと思ってしまうこともありそうです。
 「ボタンのかけ違い」という言葉がありますが、一つの言動やそれに対する考え違いでズレが生じ、それが悪いほうに転がってしまうことも多いような気がします。
 人間関係には変わる可能性もあるのだと思います。関係が変われば、自分にとっての相手の印象が変わります。悪い人もいい人に変わる可能性があるのだと思います。
 関係を変えるためには、まず、自分の相手に対する考え方を変えることだと思います。それが自分の言動や相手との接し方に現れ、相手に伝わり、相手も変わるのではないでしょうか。
 「人間関係を良くするために」も参考になると思います。

 相手の悪い所があるのを知った上で、相手のいい所があることも思い出すように心がけることができれば、「(この)人は(この)人(でいい)」と思えるようになれるのではないでしょうか。


   

人にイライラしない

幸せになる考え方