「人に気を遣うのはいいこと」
あなたは人に気を遣うタイプですか?
「人づきあいで疲れる」ことがあるという人は多いでしょう。その原因は、「人に気を遣い過ぎてしまう」からではないでしょうか。
「人に気を遣うのはいいこと、気を遣い過ぎるのはよくないこと」
この「いいこと」という自覚が大切だと思います。
ここで注意しなくてはならないのは、よくないのは「過ぎる」ことであって、「気を遣う」ことではないということです。「気を遣うことはいいこと」なのです。
人間関係で疲れた時に、「自分はこんなに気を遣っているのに」「気を遣っても意味がないんじゃないか」などと自分が気を遣うことがイヤになってしまうと、気を遣うのを意図的にやめてしまうか、イヤイヤ気を遣ってさらに疲れてしまうかになってしまいます。
そこで、「気を遣うのはいいこと」とわかっていれば、極端な(全く気を遣わなくなってしまうか、逆に意識し過ぎてしまうかの)選択は避けられるのではないでしょうか。
もう一つの考え方は、「気を遣いたくなければ遣わなくていい、気を遣いたい時には遣えばいい」です。
その時々で、気を遣うか遣わないかを使い分けてもいいのではないでしょうか。
気を遣うことでも、イヤイヤやっているか、自らすすんでやっているか、喜んでやっているかによって、ずいぶん疲れ方も違うと思うのです。
自分は気を遣うタイプだと思う人は、「気を遣うのはいいこと」と考えて、すすんで気を遣ってみてはいかがでしょうか。