「返事がこない」

返事を出すか出さないかは、相手の問題

 自分がメールや手紙を出したのに、相手から返事がこないことが気になってしまって、寂しい思いや悲しい思いをしてしまうことがある人は多いのではないでしょうか。
 返事をくれない相手に腹を立ててしまう人もいます。中には、相手の返事がちょっと遅いだけで、イライラしてしまうという人もいます。

 返事がこない場合の対応には、次のようなものが考えられます。
・「ご返事をいただけますでしょうか?」のような文章を含むメールや手紙を再度こちらから出す。
・文面に問題のある部分(わかりにくい所/失礼な所/不用意な言葉など)があったと思われる場合には「すみませんでした」というメールや手紙を出す。
・相手に直接(会って、もしくは電話で)返事をくれない理由を聞いてみる。
・そのままでも済むことなら、そのまま放っておく。

 相手から返事がこないことが多少気になっても、苦にしないようにできたら、と思います。
 まずは、「こういうこともある」と考えれば、少しは気もちが落ちつくのではないでしょうか。

 返事をくれない人に必要以上にイライラしてしまうのは、「人はこうでなくてはならない(必ずすぐに返事をしなくてはならない)」という思いが強いのかもしれません。
 「こういう人もいる」「こんな人もためにイヤな気もちになるのは損だ」などと考えれば、相手に対する怒りも少しは鎮まるでしょう。

 いつもなかなか返事をくれない人もいます。そういう人を変えることは難しいでしょう。
 「あの人はそういう人」とわかった上で、どうつきあっていくかを決めればいいのではないでしょうか。

 「いろんな理由があり得る」のです。相手には、自分にはわからない理由や事情があるのでしょう。(それが、いいとか悪いとかは別にして)
 「何か事情がある(忙しい/落ちこんでいる/・・・)のかもしれない」と思いやりをもって考えられれば、ちょっとやさしい気もちになれるのではないでしょうか。

 返事を出すか出さないかは「相手の問題」です。
 「相手の問題」で返事がこないのですから、そのために自分が心を振り回されないほうがいいのではないでしょうか。
 「返事がこないのは、相手の問題」と考えみてはどうでしょうか。

 幸せになる考え方を心がけることで、少し心を落ちつけてから、自分の対応を選ぶことができたら、と思います。


   

幸せになる考え方