決断できない/決断に役立つ考え方
大事なことを決断するために
物事をなかなか「決められない」で困ってしまうことがあります。“人生の選択”と言えるような大きな問題では特に迷うでしょう。
必要に迫られると決断できるのですが、そうでないとなかなか決断できない場合が多いのではないでしょうか。
最後の決断の際に役立つ考え方をいくつか紹介します。
一つめは「一番大切なものは?」です。
「一番大切にしたいのは何?」と自問します。それがわかれば、それを捨てる選択肢は除外できます。
それでももし外せない場合には「一番大切なもの」が間違っているのかもしれません。
また、一番大切なものを選択するためには他のものを捨てる決心も必要でしょう。
二つめは「大変なのは覚悟しよう」です。
何かを始めれば、慣れないことに苦労し、様々な困難に出遭い、失敗することもあります。そんな当たり前のことでも、それを恐れていたら決断できません。困難/苦労/リスクなどを覚悟すれば決断できるかもしれません。
三つめは「後悔しない」です。
人生の選択の結果は比較できないのです。私たちが経験できるのは一つの選択の結果だけですから。自分が後悔さえしなければその選択の是非が問題になることはないのです。ですから、後悔しない決意をすれば決断できるでしょう。
「その時々に最善を尽くす生き方をしよう」と考えることも、後悔しない決意と同様だと思います。
四つめは「いい経験をするつもりでやってみよう」です。
どんなことも「いい経験」にできるはずです。「何もしないよりもいい経験をすることのほうが価値がある」と考えられれば、積極的な決断ができるでしょう。
五つめは「なるようになる」です。
将来の成り行きはいくら考えてもわかりません。最後は「なるようになる」と割り切れば決断できるでしょう。
六つめは「このままでもいい」です。
決断というと積極的な選択肢を選ぶことをイメージしがちですが、「このままでもいい」というのも立派な選択肢です。
自分の今の状況は、自分と現実に合ったそれなりにいい状況のはずです。もしそうでなければ、迷っていないでしょう。
人生には決断すべき時があります。自分と、自分の大切なもののために。