「問題への対応の方針を決める」
イヤな事があったり、何か問題が発生して、悩んでしまった時には、まず、その問題への対応の方針を決めることができるといいでしょう。
ほとんどの問題は、次の3つの中から対応の方針を選べると思います。
1.「その事・その問題は、考えないようにしよう」(問題化しない)
2.「動いて解決を目指そう」
3.「じっくりと考えて解決を目指そう」
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│ 考えなくてもいい問題がある
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その問題について考えなければ、悩み苦しまなくてすみます。悩んだはずの時間を他の(何かいい)事に使うこともできるでしょう。
「考えてもしかたがないこと」で悩んでしまうこともあります。
すでに起こってしまって変えようのない過去の出来事、(今の)自分にはどうしようもないこと、人の問題など。
「この事は考えてもしかたがないことなのではないか?」と自問してみれば、「この事を考えるのはやめよう」と思えることもあるのではないでしょうか。
「考えなくてもいいこと」で悩んでいることはけっこう多いのではないでしょうか。
自分さえ考えなければ大して問題ないこと、すぐに忘れてしまうような小さいこと、時がたてば自然に解消する問題、(何もしない場合に)予想される悪い結果になってもかまわないと思えること、など。
「この事は考えなくてもいいことなのではないか?」と考えてみれば、「この事を考えるのはやめよう」と思えることもあるのではないでしょうか。
考えてもしかたがないこと、考えなくてもいいことでも、「つい考えて、悩んでしまうのだからどうしようもない」と思う人もいるかもしれません。
つい考えてしまっても、「この事を考えるのはよそう」という方針を思い出せば、それ以降は方針に沿った考え方を心がけることができるでしょう。
問題化しないことで悩む問題を少なくできれば、悩む時間も減ります。その分の時間とパワーを自分が幸せになれることに使ったほうがいいのではないでしょうか。
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│ いつまでも考えているよりも、行動したほうが早いことがある
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ある程度考えたら、それ以上考えるよりも、行動して解決を目指したほうが早い場合があります。
「こうすればいいのではないか」と思う場合には、やってみればうまくいくかもしれません(すぐに問題解決です)。うまくいかなくても、次にどうすればいいかを考えるヒントが得られるのではないでしょうか。
また、この方法がダメということがわかれば、他の方法を試してみればいいとも考えられます。やってみなければわからないことを考え続けるよりも、試行錯誤(トライアル&エラー)を繰り返したほうが早く解決できる場合もけっこうあると思います。
「(この事は)やるならば早いほうがいいのではないか?」と考えてみれば、「早くやろう」「動いて解決を目指そう」と考えられることもあるでしょう。
何も行動しないでただ考えているよりも、少しでも前進したほうがいいこともあります。立ち止まって考えるよりも、歩きながら考えたほうがいいこともあるでしょう。
ある程度考えて、それなりの方法が思いついているのなら、「行動してから、また考えよう」と考えてもいいのではないでしょうか。
悩みやすい人には、「考えすぎ」の傾向があるのだと思います。
行動を始めたほうが悩ましい思いを続けなくてすみ、早く解決できることも多いでしょう。
動いて解決を目指せるようになれば、悩む時間を減らせるでしょう。
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│ 苦しまないで、よく考える
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「悩む」には、「考える」と「苦しむ」の意味が含まれていると思います。
「悩まない」ためには、「考えない(問題化しない)」方法と「苦しまない」方法が考えられます。
「考える」のはいいことです。「苦しまずに、よく考える」ことができたらいいのではないでしょうか。
自分にとって大事な問題や難しい問題は、緊急性がなければ、じっくりと考えたほうがいいでしょう。
重大な問題を考えて悩ましくなった時には、「(この問題は)じっくりと考えて解決を目指そう」と考えるだけでも、心が少しは落ちつくのではないでしょうか。
方針がはっきりしていれば、それに沿った考え方もしやすいでしょう。