常に「今から」が大事
やるべきことがあるのに、つい怠けてしまうことがあるという人は多いでしょう。
「怠けてしまった」と、自分を責めたり、落ち込んだりしてしまう人もいます。
そんな時には、まず、「今までは今まで。今からちゃんとやろう」と考えるようにすればいいのではないでしょうか。
今からはそれがベストなのです。
何度怠けても、いつも「今から」でいいのです。
ただし、「今から」が口先だけで、反省がないのは問題です。
「怠けないように工夫しよう」と考えたほうがいいでしょう。
怠けないようにする工夫もいろいろできると思います。
一つめは、しっかりと「目的意識」をもつ工夫。
何のためにやって、それが何に結びつくかをはっきりさせることです。
その目的(と目標)を忘れないように、ふだん自分が目にする所に書いておいたり、朝やそれを始める前に確認するような工夫もできます。
その目的が自分の幸せにつながっていると自覚できれば、怠けようとは思わないのではないでしょうか。
二つめは、「時間の使い方」の工夫。
怠けてしまわないようにするために、時間の使い方を考えてみてはどうでしょうか。
たとえば、「早くやって、遊ぼう/休もう」「(1時間)集中してやってから、やりたいことをやろう」のように考えることです。
三つめは、「人に話す」工夫。
自分がやっていることやこれからやろうとしていることや自分の目標を誰かに公言してしまえばいいのです。言った以上はやらなくてはならなくなります。
この方法は、「人の目」を利用しているとも言えます。「人の目」は、自分が怠けたり、悪いことをしないようにするために役立っているのだと思います。
四つめは、「今を大切に」する工夫。
「今を大切に」という意識を強くもてれば、怠けなくなるのではないでしょうか。そのためには、人生の中での「今」という時期の価値と、今これをやる価値について考えてみればいいと思います。自分の人生の中で大きな価値があると思えるのなら、怠けてはいられないでしょう。
また、今を愉しもうと工夫することも大切だと思います。愉しめるようになれば、怠けたいとは思わないでしょう。目標達成への過程を愉しむ工夫もいろいろできると思います。
他にも自分なりの(自分の状況や性格などを考えた)怠けない工夫ができるのではないでしょうか。
「怠けてしまった」と落ち込んでしまったり、「自分はダメだ」などと努力をやめてしまうのが、自分にとっていちばんよくないことではないでしょうか。
「今までは今まで。今からやろう」と今できることを始めるか、「怠けないように工夫しよう」と具体策を考えるか、いずれかが実践できるようになれたら、と思います。