幸せになる考え方とは「心を幸せ向きに変えられる考え方」
このHPで使っている「幸せになる考え方」という言葉は、「今自分にできる(少しでも)幸せ向きに心を変えられる考え方」です。
「幸せ」「不幸」と言うと、大きなことをイメージする人が多いと思いますが、幸せには大きな幸せも中くらいの幸せも小さな幸せもあります。不幸には大きい不幸と中くらいの不幸と小さい不幸があります。ちょっとイヤな気もちになることは小さい不幸と考えます。自分がイヤな気もちになった時に考えていたことは、「不幸になる考え方」ということです。
その反対に、自分の感情を少しでもいいほうに変えられる考え方が「幸せになる考え方」です。
不幸な時に、ガラっと幸せな気もちに変えることはそうはできないでしょう。
つらい時には、少しでもラクになれるように。沈んでいる時には、少しでも元気になれるように。絶望しそうな時には、少しでも希望がもてるように。心が少し落ちついた時には、ちょっと気分よくなれるように。できれば、幸せな気もちになれるように。
このようにできる考え方が「幸せになる考え方」ということです。
「幸せになる考え方」のポイントは、「今自分にできる」と「少しでも幸せ向きに気もちを変えられる」です。
前向きな考え方ができて心が元気になれるのなら、それに超したことはありません。
でも、誰でも前向きになれない時はあります。そんな時に、前向きな考え方をしようとしてもつらくなるだけです。
また、正しい考え方や立派な考え方ができない時もあります。
幸せになる考え方としては正しさよりも自分の気もちを大切にしたほうがいいのです。いくら正しい考え方でも、その時の自分に合った現実的なものでなければ役に立ちません。正しい考え方が、かえって自分を苦しめてしまうこともあるのです。
自分ではどうしようもないことがあります。自分にはできないこと、変えようのないこと、人のこと、社会のこと・・・。理想としてはできたほうがいい、他の(力のある)人ならできるかもしれないが、今の自分には無理なことを要求しても、ただつらい思いをするだけです。すぐにはできないことを今の自分に求めるのも同様です。
前向きな考え方や正しい立派な考え方ができる時は、悩むこともないので幸せになる考え方も必要ないでしょう。
もしそういう考え方がなかなかできない時には、「今自分にできる」「少しでも幸せ向きに気もちを変えられる」幸せになる考え方を心がけることができるようになれたら、と思います。