「あとで考えよう」 〜今を大切にできる考え方〜

 自分が何かを考えてイヤな気もちになっているのに気づいた時、「あとで考えよう」という考え方が役に立つことがあります。

 「あとで考えよう」と(心の中で)言うことで、とりあえず、“くよくよ”“イライラ”から抜け出すきっかけにすることができます。
 そう決めれば、「今は考えなくていいんだ」とラクになれます(誰でもイヤなことは考えたくないはずですから)。

 たとえば、友達といっしょに話をしている時に、自分だけがイヤなことを考えて浮かない顔をして黙り込んでしまったら、その場の雰囲気を壊してしまうことにもなりかねません。
 楽しんだほうがいい時には、何か気になることがあっても、「あとで考えよう。今は楽しもう」。今やるべきことに集中したほうがいい時には、「あとで考えよう。今は一生懸命にやろう」のように考えたほうがいいのではないでしょうか。

 “あとで考える”ことで、そのことが実は「小さいこと」だったと気づくことがよくあります。
 「あとで考えよう」と思ったのにそのことを忘れてしまうことがよくあります。ささいなことを忘れてしまうのはいいことです。無理に思い出すことはありません。
 平静な気分の時に考え直してみれば、「小さいこと」だと判断できることも多いでしょう。

 何かを考えてイヤな気もちになっているのに気づいた時には、緊急性がなければ、「あとで考えよう」と、そのことを考えるのをストップできれば、イヤな気もちは徐々におさまっていくでしょう。
 重要なことはあとでじっくりと考えることにして、今を大切にしたほうがいい時があるはずです。

 「あとで考えよう」というのは、“今を大切にする”ために役に立つ考え方だと思います。

   

くよくよしない

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幸せになる考え方