「自分を育てよう」
不幸になる考え方の代表的なタイプは、次の3つだと思います。
・「つらい」「ひどい」などと、ただ現実を嘆いてばかりいる。
・「△△が悪い」などと、人のせいやまわりのせいにばかりしている。
・「自分はダメだ」などと、落ち込んでしまう。
対して、「現実を変えよう」「まわりの人や社会を変えよう」「自分を変えよう」というのが幸せになる考え方です。
中でも、「自分を変えよう」というのは、すべての問題に適用できる幸せになる考え方だと思います。(現実や人や環境は変えられないこともありますから)
自分を変えることで、その事に対してあまりイヤな気もちにならないようになれればいいのです。
「自分を変える」よりも、「自分を育てる」のほうが、言葉のイメージ的に合うような気がします。
大きい問題がある時には、「自分を育てよう」と考えてみてはどうでしょうか。
そうすれば、自分の悩みや問題は、すべて「自分を育てるいい材料」と考えることができます。イヤな事があった時には自分を育てる「いいチャンス」、苦労や困難は「いい経験」、人間関係で問題がある相手も「いい練習相手」などと考えることもできるでしょう。
このような考え方ができると、それだけで少しラクになれるでしょう。
「イヤだイヤだ」と思っていると、余計にイヤな気もちが大きくなってしまいます。「いい経験/いい練習相手/いい材料」などと考えられると、イヤな気もちが小さくなります。
心の姿勢が変わると、その事から受ける感じ方が変わるのです。
心が大きく動揺している時には、このような前向きな考え方は難しいかもしれませんが、少し心が落ちついたら「自分を育てよう」と考えられたら、と思います。
「自分を育てる」ことを人生の目標として、時間をかけて、少しずつ自分を育てていけたらいいのではないでしょうか。
「自分を育てるためには」も参考になさってください。