「またこのクセだ」
「私にはこういう(××な)クセがある」と自覚していれば、「あ、またこのクセだ」「またやってる」「いつものクセだ」などと、その場で気づけることが多くなるでしょう。
不幸になる考え方をついしてしまうのはしかたがありません。クセなのですから。
気づいた時に、「またこのクセだ」「クセなんだからしょうがない」「悪いクセは気づいてストップすればいい」「まぁいいか」などと考えることで、その考え(クセ)を中断することができればいいのです。
たとえば、傷口をかくクセは、傷口に手がいった瞬間に気づいてやめればいいのです。
体の傷だったら、ふと傷口をかいてしまっても痛みがあればやめます。
心の傷でも同じように、(不幸になる考え方をして)イヤな気もちになっているのに気づいたら、その(考える)クセをやめればいいのです。
でも心の傷の場合には、痛いのはその傷をつくった原因のせいだとばかり考えて、傷口をかく自分のクセのせいだと気づけない人が多いのです。
クセは意識してもなかなかやめられません。
「このクセをやっちゃいけない」と考えても、思わず、ふと、つい出てしまうものです。
その上、クセが出てしまった時に「あんなにやっちゃいけないと思っていたのに」などと、自分を責めることにもなってしまいます。
クセが出てもいいのです。それに早く気づいて「まぁいいか」とそこでやめればいいのですから。
また、クセというのは何度も出てしまうものです。出るたびに気づいてそこでやめればいいのです。何度でも。
現実には、自分のクセにすぐに気づいてやめられるようになると、そのクセが出る頻度が少しずつ減ってくるものです。
不幸になる考え方のクセはパターンになっている場合が多いのです。同じような考えを繰り返して、何度も同じようにイヤな思いをしてしまいます。
自分の不幸になる考え方のクセやパターンを一つ知るだけでも大きな成果です。気づかずに、いつの間にか不幸になる考え方をしてイヤな気もちになって長い時間を過ごすことに比べたら。そのクセに気づかずに一生過ごしてしまうことに比べたら。
くよくよしない
イライラしない
悩みや問題を抱えた時
幸せになる考え方