「くよくよするのはやめよう」

 あなたは知らず知らずのうちに、“くよくよ”“イライラ”して過ごしてしまうことがありませんか?

 “くよくよ”というのは、何かを考えて、暗い気もちになり、それがある程度続くことです。
 くよくよするよりもイライラすることのほうが多いという人もいるでしょう。
 “くよくよ”も“イライラ”もその元・種は同じで、イヤなことや悩みについて考えて、自分が「くよくよ」と感じるか「イライラ」と感じるかの違いです。(イライラしやすいという人は、以降は“くよくよ”を“イライラ”に読み替えるといいでしょう)

 小さいことでくよくよすることが多いと、知らないうちに長い時間をイヤな気分で過ごすことになってしまいます。小さいイヤなことはしょっちゅう起こります。そのたびにくよくよしているようでは、なかなか心安らかには暮らせません。
 くよくよは小さいことのようですが、実は生活に大きな悪影響を与えているのです。

 くよくよすると「イヤな気もち」になります。
 イヤな気もちは「悪い気分」につながります。
 悪い気分は「悪い考え」を誘発しやすくなります。
 悪い気分や悪い考えに流されて「悪い行動」をしてしまうこともあります。

 くよくよすると「健康によくない」「長生きできない」などとよく言われます。「美容上よくない」という女性もいます。
 そういうことも大きいとは思いますが、何よりもくよくよすると今を愉しめなくなってしまいます。

 くよくよしてしまうのは「性格だからしかたがない」とあきらめている人が多いような気がします。
 くよくよしてしまうのは、「性格というよりも、そういう考え方のクセ」と考えたほうがいいでしょう。
 「クセ」なら、「努力すれば変えることができる」と思えるのでしょう。「性格だから」とあきらめてしまうよりもいいのではないでしょうか。

 と言っても、身についたクセや習慣を変えるのは、そう簡単にはできないでしょう。それなりの努力が必要です。
 まずは、「くよくよするのはやめよう」と決意することだと思います。
 くよくよするような(不幸になる)考え方をストップして、くよくよしないような(幸せになる)考え方を心がけることを続ければ、それがいずれは「いい習慣」となるでしょう。
 習慣になればくよくよする時間が減り、その分生活を愉しめるようになれるのではないでしょうか。

   

くよくよしない

幸せになる考え方