「1年たったら忘れてしまうこと?」
何か考えてイヤな気もちになっているのに気づいたら、このように自分に問いかけてみてください。
「これは1年たったら忘れてしまうことじゃないだろうか?」
多くの場合、「忘れているだろう」と考えられるでしょう。
ここで「忘れる」とは、思い出そうと意識すれば思い出せるかもしれないが、ふだんの生活では頭に浮かばないことも含まれます。1年後までそのことを思い出してくよくよするようなことがなければ問題はないわけですから。
1年たっても忘れられない、問題がまだ残っているだろうと思われる場合には、それは重大な問題なのでしょう。重大な問題については、落ちついてじっくり考えたほうがいいでしょう。
1年後には忘れてしまうようなことは、「小さいこと」と考えていいのではないでしょうか。
「小さいこと」だと気づけることが、小さいことで“くよくよ”“イライラ”しない第一歩です。多くの人は、気づかないうちに小さいことで“くよくよ”“イライラ”してしまって、長い時間を費やしてしまいます。
「1年たったら忘れてしまうこと?」という考え方が、「小さいこと」だと気づくために役に立ちます。
小さいことだと気づければ、「小さいことだ。まぁいいか」などと軽く済ますこともできるようになれるでしょう。