なるようになる 〜不安への心の対策〜

 まだ先のことでくよくよしないために役に立つのが「なるようになる」という簡単な考え方です。
 でも、心配性の人には「なるようになる」の一言がなかなか言えないのです。
 その一言だけでラクになれるのに。

 今後の人生、老後、将来になるかもしれない病気、死など、人を不安にすることはたくさんあります。また、これからのことで悪い状況になるのではないかと心配してしまうこともあります。そういう将来の不安や心配をくよくよと考えてしまい、暗い気分で過ごしてしまうことがあります。

 不安や心配について考えて悩ましくなった時には、「なるようになる」と(心の中で)言うことで、少し安心できるとともに考えを違うほうへ向けるきっかけにできます。

 将来の不安や心配への対策は大きく分けて二つあります。
 一つは、不安や心配に備えること。将来懸念される状況にならないように手を打ったり、そうなった時に役立つものを用意しておくことです。
 もう一つは、不安を小さくすること。不安を感じてもそれを大きくしないで、自分の中で小さくして気にならないようにすることです。
 前者は現実問題としての対策で、後者は心の問題としての対策です。

 現実問題に対策することで心の問題、つまり不安を解消するというのが一般的な方法です。
 それでも、くよくよしやすい人の中にはできる限りの備えをしても不安がなくならないという人がいます。
 また、現実問題としての対策をしようがない場合もあります。
 そういう人やそういう場合には、「なるようになる」と心の対策をしてみてはいかがでしょうか。


   

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