「会話が続かない/沈黙が怖い」
苦にしない心がけか、上達の努力か
人といっしょにいて、「会話が続かない」「話題がない」「会話が途切れる」「間がもたない」などと思ってしまい、あせってしまったり、気まずい思いをしてしまうことがあるという人は多いのではないでしょうか。中には、「沈黙が怖い」というような人もいます。
そのために、落ち込んでしまったり、人づきあいをわずらわしく思ったりしてしまう人もいます。
会話が途切れてしまった時に、あせってしまうと余計に何を話したらいいのか思いつかなくなってしまいます。
そんな時には、次のように考えてみてはどうでしょうか。
まずは、「こういうこともある」と考え、あわてないようにする。「あせったってしょうがない(逆効果)」と考える。
また、「話が続かないのはお互い様(自分ひとりのせいじゃない)」と考える。
そして、「話題が思いつかなかったら、しょうがない、まぁいいか」と考え、「黙って(微笑んで)いればいい」と考えてもいいのではないでしょうか。
いちばん大事なのは「その場で落ち込まない」ことです。
「うまく話せない」「自分はやっぱり会話が苦手だ」「自分はダメだ」などと考えても落ち込むだけです。
「あとで考えよう」「今できるだけのことをしよう」などと、今・その場を大切にできるように考えを切り替えたほうがいいでしょう。
「会話が続かない」と悩んでしまった時には、まず方針を決めることだと思います。「会話ベタでもいいんじゃないか」と考えるか、「会話がうまくできるように努力しよう」と考えるかです。
「会話ベタでもいいんじゃないか」と考えるのなら、「そういう時もある」「そういう時間がある程度あるのはしかたがない」「イヤな思いをするのは一時の事」「黙っていてもいい」「相手にどう思われたっていい(どう思うかは相手の勝手、自分は自分)」などと考えるように心がけ、苦にしないようにできたら、と思います。
「会話がうまくできるように努力しよう」と考えるのなら、いろいろな努力のしかたがあると思います。
たとえば、話題の考え方を工夫する。
また、聞き上手になることを目指して努力する。
他にもいろいろな工夫や努力の方法があると思います。
「会話がうまくできるようになろう」と努力しても、そんなに急に会話上手になるのは難しいでしょう。
会話が続かないことがあってもあまり苦にしないように心がけながら、努力を続けて、少しずつ上達していければいいのではないでしょうか。