やめる前にできることをやろう
やめる覚悟があるのなら
何か(たとえば、会社や学校や人づきあい)を「やめようか?続けようか?」と迷った時に、「やめてもいい」と考えられるのなら、「やめる前にできることをやろう」「やるだけやってダメならやめよう」などと考えられる場合があります。
「やめてもいい」という覚悟があれば、今できることがまだあるのではないでしょうか。
「やめてもいい」という強い気もちがあれば、何かを変えることができるかもしれません。
その一つの方法は、会社や学校や人などを変える努力をすることです。
そのチャレンジをしてもいい、と思える場合にはやるだけやってみればいいと思います。「ダメならやめればいい」「少なくともいい経験にはなるはず」のように考えられたら、と思います。
「半年やってダメならやめればいい」と期間を決めたり、「三ヶ月やってみて、また判断しよう。可能性が見えたら延長し、見えなかったらやめよう」のように、決断の時期を設定する考え方もできます。
もう一つの方法は、自分を変える努力をすることです。
今の状況でも苦しまなくてすむ自分になれるように努力してみることです。
「自分を育てるいい機会・場」などと考えられればいいのですが、そこまで前向きでなくても「やめるにしても何かを学んでから」のほうがいいのではないでしょうか。
今の自分のままでは、これからもまた同じようなことで同じように苦しむことになってしまうかもしれません。
やめる前にできるを思いきってやってみれば、うまくいってやめなくてもよくなるかもしれません。それができるのが、いちばん望ましい結果の場合も多いでしょう。
逆に、思い残すことなくやめられるかもしれません。
いずれにしても、その経験は自分にとって貴重なものになるのではないでしょうか。
「やめてもいい」と思うのなら、「やめる前に、まだできることがあるのではないか?」と一度考えてみる価値はあるのではないでしょうか。