希望をもつための幸せになる考え方
「希望をもつ」ということは、生きていく上でとても大切なことです。
希望があるのとないのとでは、心の中の明るさが違います。
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│ 希望がもてる考え方を心がける
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希望をもつ方法でいちばんいいのは、自分の夢ややりたいことを目標にして、「○○たらいいな」と考えることです。
自分の将来の幸せにつながる目標なら、そう思うだけで心の中がそれなりに明るくなるはずです。
具体的な目標がなくても、希望をもつことはできます。その時にもてる希望を見いだすことが重要です。
希望を見いだすヒントをいくつか紹介します。
「幸運との出会いに希望を見いだす」。
たとえば、「いまにいいこともあるさ」「いつかチャンスがくる」「きっといい出会いがあるに違いない」……。
長い人生には、幸せな出会いがきっとあります。
「時間の力に希望を見いだす」。
たとえば、「この悲しみも(すべての感情は)いつかはおさまる」「時間がたてばきっと忘れられる」「必ず平穏な日々がやってくる」……。
時間の力は強力です。どんな問題もいずれはなんとかなるものです。
すごく不幸な時には、時間の力に希望を見いだすしかないのかもしれません。
「自分の努力や成長に希望を見いだす」。
たとえば、「今は××だけど、(努力すれば)いつかは○○」「今は見つかっていないけど、探せばきっと見つかる」「一生懸命に努力すればきっと夢は叶う」「自分が人間として成長すれば、小さなことに悩まないで幸せに暮らせるようになる」……。
努力を続けている限り、前進している限り、成長している限り、目標に近づいているのです。希望をもち続けることができるのです。
どうしても希望が思いつかない時には、「なるようになる」「明日があるさ」のような楽観的な希望でも、ないよりはいいでしょう。その上で、自分の夢や目標となるものを時間をかけて探せばいいのです。
希望がもてれば、心が明るくなり、幸せになる考えや行動をする気になれます。
「心の中が暗いのは希望がないから。とにかく希望をもとう」と考え、希望がもてる考え方を心がけることが大事です。
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│ 希望がもてないのは能力の問題
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希望をもつためには能力が必要です。
「希望をもとう」と思ってももてないのは、その能力が足りないからです。「夢も希望もない」という人は、その人の将来に幸せ(の可能性)がないのではなくて、「希望をもつ能力が足りない」のです。
希望をもつために必要な能力で大きいのは、「想像力」「観る力」「信じる力」の三つです。
「想像力」は、希望となる考えやビジョンを生み出す力です。夢や希望をもつだけなら、現実には何も変える必要はありません。想像力があれば夢や希望を見つけることができます。
「観る力」というのは、想像した希望をどう観るかです。悲観的な人は思いついた夢や希望について「私には実現できない」と考えてあきらめてしまうのです。ある程度楽観的に考えること、少なくとも悲観的に考えないようにすることが大事です。
自分の希望をどれだけ信じられるかも重要なことです。自分の希望を疑うと不安な気もちになり、いい努力ができなくなってしまいます。それが希望を失う原因になってしまいます。
これらの能力は努力すれば向上させることができます。
そのためには、まず、「希望をもとう」という意志や、「希望をもてる自分になろう」という決意が必要なのかもしれません。
自分の希望をもつ能力を育て、どんな時でも希望を失わずに、明るい心で生きられるようになれたらいいのではないでしょうか。
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│ 何を希望するかで人生が変わる
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自分が何を希望するかによって、人生が、そして幸せが変わります。
具体的な希望があれば、それが叶うように行動できます。自ら努力しないで得られる幸せは少ないでしょう。
希望の中には、「夢」のような人生規模の大きな希望もありますが、ささやかな幸せを感じられる小さな希望もあります。
「愛」によって得られる幸せには、大きなものから小さなものまであり、いろんな希望をもつことができます。
誰の人生にもいろんな幸せを得られる可能性があります。
自分に合った具体的な幸せを希望することが大事です。
自分が望む幸せを努力して得た時の喜びや幸せは大きいのです。
自分の希望を目標にして、明るい気もちで、イキイキと生きられるようになれるといいのです。そうすれば、自分の希望が叶うことが多くなるでしょう。
そのためには、まず、「希望をもつことは大切なこと」と考え、希望をもって生きられるように、あきらめずに努力したほうがいいのではないでしょうか。
◇希望について