「自分の欠点に対する幸せになる考え方」

 自分の欠点について、「(自分は)なんて××なんだ」とただ嘆いたり、「どうして○○できないんだ」と自分を責めたり、「(どうせ)自分はダメだ」などと自分をバカにしたりしても、つらい気もちになるだけです。
 自分の欠点を繰り返し考えるのは、自分で自分をいじめているようなものです。それが自信をなくす原因にもなりかねません。

 誰にでも欠点はあります。(「ない」と言う人は、少なくともそこに大きな欠点があるでしょう)
 欠点はそう簡単に直せるものではありません。(簡単に直せることなら、「自分の欠点」として悩むことはないでしょう)

 ただし、ふつうの人は自分の欠点についてそんなには考えません。落ち込んだ際に、つい考えてしまうという人はいるでしょう。
 そして、多くの欠点は自分さえ考えなければ、それほど問題ないはずです。欠点を直さなくても、大して問題なく生活できるでしょう。

 「自分にはこういう欠点がある」と認めた上で、「ここはこのままでいい(しかたがない)」と考えられればいいのです。
 自分の欠点について、ふと思い出すことがあっても、「このことを考えるのはやめよう」「こんなことを考えるよりも、○○しよう」などと切り替えられるようになれたらいいのではないでしょうか。

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 │ 欠点に対する方針を決める
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 自分の欠点について、どうしても考えてしまうという人は、まず、方針を決めることができるといいでしょう。
 その欠点を克服する努力を「するか、しないか」です。

 まず第一に、その欠点を改善できる可能性があるのかが問題です。「努力すれば改善できる」と思えないようなら、努力してもムダでしょう。

 次に問題なのは、その欠点を改善する必要性があるかどうかです。「このままでもなんとかなる」「自分さえ考えなければ大して問題ない」と思えるのなら、努力はしなくてもいいはずです。

 判断が難しいのは、その欠点を改善するのにどのくらいの努力と時間がかかるかです。欠点を克服するためには相当の時間と努力が必要でしょう。「相当の時間がかかること」「努力を続ける必要がある」と覚悟できないのなら、無理な努力はやめたほうがいいのかもしれません。

 そして、「この欠点を克服するために努力するよりも、その分の時間とエネルギーを他に使いたいこと(やりたいこと大切にしたいこと)がある」という人は、他のことを選択したほうがいいでしょう。

 もちろん、「いくら時間がかかっても、この欠点を克服しよう」という強い意志がもてる人は努力すればいいのです。それは自分の人生の中で大きな価値のあることだと思います。

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 │ 幸せになる考え方を心がける
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 自分の欠点について、つい考えてしまうことがあっても、方針が決まっていれば、それに沿った幸せになる考え方ができます。

 その欠点を変える努力をしているのなら、「今は××だけど、いつかは○○になる」と考えれば、心の中に希望と力が湧いてくるのではないでしょうか。

 その欠点は「そのままでもいい(しかたがない)」と決めたのなら、まずは「自分には××もあるけど、○○もある」のように自分の長所も考えられれば、心が落ちつくでしょう。
 そして、「こんなことを考えるより、○○を大切にして生きよう」と考えられると、なおいいでしょう。

 自分の欠点についてあれこれ考えずに、一度方針を決めたら、それに沿った生き方を心がけることが大事でしょう。

 方針を決める際には、自分の人生における限られた時間とエネルギーを何に使ったほうがいいのか、という視点で熟慮できるようになれるといいのではないでしょうか。


   

幸せになる考え方