「ラクになれる考え方」

悪い関係をただ嘆いているよりも

 人間関係で悩しんでしまった時に、「このままでもいいか」と考えることができると、少しはラクになれるでしょう。(そのままでいいのですから)

 そうすれば、もう関係を良くしようと努力する必要もないのです。
 努力してもうまくいかないために、イライラしたり落ち込んだりしなくてもいいのです。
 また、悩み苦しむ時間が減れば、もっといいことに時間を使えるのではないでしょうか。


│ 他に大事にしたいことがあるのなら


 「この人との関係で悩むよりも、大事なことがあるのではないか?」と考えてみると、何か思いつくのではないでしょうか。

 「このままでいいか」に続けて、「こんな人のためにイヤな気もちになるよりも、気分よくなれることをしよう」「こんな人のことを考えるよりも、好きな人のことを考えよう」「こんなことに時間とパワーを使うよりも、目標を達成するために使おう」などと考えることができれば、考えを切り替えることができるのではないでしょうか。


│ 相手によって考え方を変える


 イヤな相手でも、つきあわなければならない場合もあります。そういう相手とは「それなりにつきあおう」と考えればいいのではないでしょうか。
 また、関係を大切にしたい相手もいます。そういう相手に対しては、「関係を良くしよう」と考えるのがいいでしょう。
(「それなりにつきあおう」という考え方については次週に、「関係を良くしよう」という考え方については次々週に書く予定です)

 「それなりにつきあおう」と考えたのなら、「この人とは、このままでもいい。(その代わりに、他の人/他のことを大切にしよう)」と考えられるでしょう。
 「関係を良くしよう」と思っても、すぐには難しいでしょう。「今は、このままでもいい。(努力すればいつかは関係が改善する)」と考えられるといいでしょう。


│ 「このままでもいい」という選択もある


 いつでも「このままでいいか」と考えればいい、ということではありません。
 人間関係ですごく悩み苦しんだ時には、「このままでもいいか」という考え方もできる、そう考えることでラクになれることもある、ということです。

 「関係を良くしよう」と前向きに頑張れる時には、それがいいのでしょう。
 でも、「相手による」と思います。どうしようもない相手もいるでしょう。そういう相手に対しては、「このままでもしかたがない」と考えたほうがいいのではないでしょうか。
 この程度なら「このままでもいいか」と考えられることもあるでしょう。

 悪い関係をただ嘆いていてもしかたがありません。
 まずは、「関係を良くしよう」または「それなりにつきあおう」または「このままでもいいか」と考えみてはどうでしょうか。
 どの考え方を選ぶかは、その時の自分の判断でいいのではないでしょうか。


   

幸せになる考え方