「ことわってもいい」
「ことわって良かった」と思えるように
人から何かに誘われた時や何かを頼まれた時に、あまり気がすすまない場合があると思います。
そんな時、なかなか「ことわれない」という人もいます。それでイヤイヤやると、楽しくないし、余計に気疲れしてしまうこともあります。
反対に、思い切ってことわったけど、何かあと味が悪くて、後悔してしまうこともあります。
やりたいことは、喜んでやる。
やりたくなくても、やらなければならないことなら、それなりにやる。
やりたくなくて、やらなくてもいいことなら、ことわる。
当たり前のようですが、それがうまくできないから、「ことわれない」と悩んでしまうのだと思います。
なかなか「ことわれない」という人は、「ことわるのは悪いこと」というような思いがどこかにあるのかもしれません。
まずは、「ことわってもいい」と考えたほうがいいでしょう。
「つきあってもいいし、ことわってもいい」と考えられると、少しはラクに決められるのではないでしょうか。
「やりたくない」と感じたら、「本当にやらなくちゃいけない?」「やらなくてもたいして問題ないんじゃない?」のように考えてみてください。
もし、やらなくてもいいことだと思えたら、たまにはことわってみてはどうでしょうか。
ことわる場合には、「やりたいことをやるために、ことわろう」と考えられるといいでしょう。
他にやりたいことを考えれば、何か思いつくのではないでしょうか。
そうすれば、「やりたいことをやるため」という理由がはっきりします。
大事なのは、ことわったあとだと思います。
ことわったあとに後悔してしまうから、「ことわれない」と悩むことになってしまうのではないでしょうか。
自分の選択を「これでいい」と思えるように心がけることが大事です。
ことわらずにつきあった場合には、その場を少しでも愉しめるように心がける。多少の気まずいことがあっても、「気まずいこともある(ある程度はしかたがない)」と考え、人づきあいの目的や価値を考えることができたら、と思います。
ことわった場合には、その時間をやりたいことに使って、それを十分に愉しめれば、「ことわって良かった」と思えるでしょう。