「無意味に悩まないための幸せになる考え方」
「考えるのはいいこと、考えすぎはくよくよの元」
悪いのは“すぎる”ことであって、“考える”のはいいことです。
ただし、ヘタに考えずに、“よく考える”ことが大事です。
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│ 問題を明確にする
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ヘタな考え方の第一は、ただ嘆いたり不平不満を思ったりするだけで、なんの役にも立たない無意味な悩み方です。
ただ過去の出来事を繰り返し思い出したり、人のせいとか自分はダメだとか考えたり、今後の悪い結果ばかりを悲観的に考えていても、つらいだけで問題の解決には近づけません。
つまりは、問題解決のために考えていないということです。
問題解決には、まず、問題を明確にすることが大事です。
「何が問題なのか?」「どうしたいのか?」がわからなければ、「そのためにはどうしたらいいか?」を考えることもできません。
ヘタに考えずに“よく考える”ための方法として、紙に書いて考えることをおすすめします。
紙に書くことで、問題を明確にすることができます。また、紙に書いていく過程で、問題を整理することができます。書いたものを読み返してみることで少しは客観的に考え直すことができます。
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│ 現実的な目標をもつ
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問題解決には目標設定が大事です。
その問題がどうなったら自分にとって望ましいのかという目標があれば、それを目指した考えができます。
そのためにはまず「自分はどうしたいのか?」を考えることです。
それがはっきりすれば、「○○たらいいな。ではどうしたら?」と実現するための方法を考えればいいのです。
現状と自分に合った現実的な目標を設定することが大切です。
現実的な目標を設定しないと、問題はいつまでたっても解決に向かって動きださずに、苦悩し続けることになってしまいます。
いちばんよくないのは、解決方法はこれしかないと思い込んでしまうことです。それも現実的でない目標を設定しまう場合です。
たとえば、こんなイヤな人が目の前からいなくならないと問題は解決しない、この人がすごくやさしくなってくれないと耐えられない、自分はいつでもちゃんとできないといけない、すぐに問題が解決しないと困る……。
こんなふうに考えることはなくても、ただ悩み続けてしまう人の中にはそんなふうに思い込んでいる人が多いのです。
◇人間関係の悩みで、ラクになれる考え方
◇自分の欠点に対する幸せになる考え方
現実的な目標を明確にして、問題を解決するために実際に努力することが大切でしょう。
紙に書いて考える際には、問題解決の目標を明記すればといいのです。書いた目標を時折確認するようにすれば、目標に関係ない余計な思考をストップし、本質的な思考に戻ることができます。
問題解決に向けて、希望がもてず、何も努力ができないというのは、現実的な目標をもっていないからかもしれません。
悩ましくなった時には、「ヘタに考えすぎているのではないか?」「問題は何か?」「どうしたいのか?」などと自問すれば、自分のヘタな考え方に気づけることがあるのではないでしょうか。