人間関係を良くするための幸せになる考え方
本気で関係を良くしたいのなら・・・
悪い人間関係で悩んでしまった時、相手との関係を大切にしたいのなら、「関係を良くするように努力しよう」と心を決めて、そのために努力できるといいでしょう。
すべての人に対して「関係を良くしよう」と考える必要はないと思います。
相手によってつきあい方(の方針)を選んでいいのではないでしょうか。
悪い人間関係で悩んでしまった時には、
「このままでもいいか」と考えるか、
「イヤな人ともそれなりにつきあおう」と考えるか、
「関係を良くしよう」と考えるか、
その時々に判断し、方針を決められるようになれるといいでしょう。
自分の方針をはっきりさせれば、それに沿った考えや対応もしやすいでしょう。
関係が悪いことをただ嘆いていたり、相手のことを悪く考えていたりするだけでは、イヤな気もちになるだけです。
人間関係で悩み苦しむのを続けたくないのなら、「自分のため」と考えて、関係を良くする努力をしたほうがいいのではないでしょうか。
「(あの人との)関係を良くするように努力しよう」と決意すれば、「今はまだしかたがない。でも努力すればいつかは関係が改善する」と考えることで、少しはラクになれるでしょう。
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│ 相手に対する考え方を変える
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相手との関係を良くしたいと思うのなら、相手が変わることを期待するよりも、自分を変えることを考えたほうがいいでしょう。
自分を変えるためには、まず心を変えることが大事だと思います。心が伴わない行為は相手(の心)に伝わらないのではないでしょうか。
自分の心を変える方法の一つとして、まず「自分の相手に対する考え方を変える」ことをおすすめしたいと思います。
幸せになる考え方としては、「人を悪く決めつけるのはやめよう」と「相手を良く考えてみよう」の2つです。
関係が良くない相手について、ふと悪く考えてしまうことはあるでしょうが、それに気づいて、「悪く決めつけるのはよそう」「違う可能性もあるんじゃないか」「変わる可能性もあるんじゃないか」などと考えることで、相手を悪く考えるのをストップできるといいのです。
「相手を良く考えてみよう」と、1日に1回でも相手のいいところを考えるようにしてみると、少しずつ自分の相手に対する考え方が変わってくるでしょう。
相手に対する考え方が変われば、相手から受ける感じ方が変わります。自ずと相手に対する自分の態度も変わり、関係もいい方向に変わることが多いでしょう。
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│ 相手に対する気もちを変える
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自分の心を変えるもう一つの方法は「好い気もちで相手と接しよう」と心がけることです。
思いやりの気もち、やさしい気もち、感謝の気もちなどの好い気もちで相手と接することができるようになれば、その気もちは相手にも伝わり、相手も変わることが期待できるでしょう。
非常に難しいことですが、好い気もちで人と接することを心がけるだけでも、それなりの効果はあると思います。
あとは時間をかけて、少しずつできるようになっていければ、と思います。
相手との関係を良くしたいのなら、まず、自分の心を変えるように努力することをおすすめします。
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│ 相手とのコンタクトを増やす
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相手と会う回数・時間・会話などのコンタクトを増やせば、それだけ関係は改善するでしょう。
コンタクトを増やすためには、まず人づきあいでの基本的なことからでしょう。あいさつとか基本的な会話とかお礼などです。
関係が悪くなると、基本的なことができなくなることから表れるのではないでしょうか。
関係を良くしたいのなら、逆に、基本的なことを心がけることが大切です。
コンタクトを増やすいちばんの方法は、会話の量を増やすことです。
会話の質はひとまず気にしないで、量を増やすことだけを心がければいいでしょう。
会話を増やすための工夫や努力はいろいろできると思います。
会話で大事なのは、「相手の話をよく聞く」ことです。
それは相手を尊重することであり、その姿勢は相手に伝わり、互いの信頼も高まるのではないでしょうか。
人間関係を良くしたいと思うのなら、「聞き上手」を目指して努力してみてはどうでしょうか。
コンタクトを増やすために役に立つ考え方が「まず自分から」です。
自分が関係を良くしたいのなら、そうできるように「まず自分から」と考えて、相手に働きかけることです。
自分から相手に寄っていく、自分からあいさつする、自分から話しかける、自分から何かに誘う、自分から何かを提案する、・・・。
「関係が悪くなったからコンタクトを避けてしまう」のではなく、「関係を良くしたいから、まず自分からコンタクトをはかる」心がけが重要です。
と言っても、すぐにうまく実践するのは難しいかもしれません。
うまくいかないことがあっても、自分から相手に接するような心がけを続ければ、きっと相手にも心が伝わるのではないでしょうか。
時間をかけて努力を続ければ、少しずつうまくできるようになれるでしょう。それとともに、関係がいい方向にいく場合が多いでしょう。
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│ 相手を幸せにする
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人間関係を良くするもう一つの方法は、「相手を幸せにする」ことを考え・実践することです。
相手を喜ばすこと、相手の望みを叶えることなど、相手を幸せにすることを一生懸命に考えて実行することです。
このことが実践できるようになれば、人間関係は良くなるでしょう。
自分を幸せにしてくれる人に悪意をもち続けることはできないのではないでしょうか。
また、つきあいの中ですること(たとえば、会話や遊びなど)を楽しむことができれば、互いに気もちよく過ごせるでしょう。
そういう意味で、いいつきあいができるように自分が貢献することを考え・実践するのも一つの方法です。
相手を幸せにする方法は他にもいろいろあると思います。
「相手を幸せにすることが自分の幸せ」と思えるようになり、相手を幸せにすることに幸せを感じられるようになれたら、いちばんいいでしょう。
ここまで読んで、「なんで自分がそんなことまでしなくてはならないのか?」と思った方もいるのではないでしょうか。
自分が相手との関係を本当に良くしたいのなら、自分から積極的に努力したほうがいいでしょう。それは、自分が悩み苦しまないようにするためです。
「関係を良くするように努力しよう」と考え、自分なりに工夫しながら努力できるようになれたらいいのではないでしょうか。
ただし、関係は両者によるものですので、相手によっては自分の努力が通じない場合もあります。
そこで、努力を続けるか、あきらめるかは、その時の自分の判断です。あきらめて、「このままでもいい(しかたがない)」と考えてもいいと思います。
多くの場合には、努力はそれなりに結果となって現れると思います。それを信じて努力を続ければ、少なくとも自分を育てるいい経験にはなるのではないでしょうか。
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│ つきあいを楽しむ
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人との関係を良くする一番の方法は、「共に楽しむ」ことかもしれません。
うまくいっていない相手とのつきあいをイヤイヤするのではなく、
「(少しでも)楽しもう」と考えられるといいでしょう。
人づきあいでの楽しみはいろいろあるでしょう。
会話を楽しむ
互いに興味があることの情報交換、
(夢や愛や人生などを)語り合う、様々な雑談、・・・
何かをいっしょにして楽しむ
遊び、スポーツ、趣味、学習、・・・
共有の目標をもって楽しむ
相手のためになることをして楽しむ
相手を楽しませる、相手を喜ばす、相手の役に立つ、
相手を助ける、相手を幸せにする、・・・
このようなことをヒントに、「このつきあいを楽しむためにはどうしたらいいだろうか?」と考えてみれば、何か工夫できることがあるのではないでしょうか。
また、相手といっしょの際に、「今を楽しもう」という意識をもてるようになるだけでもけっこう違うでしょう。
その場の一つ一つのことに意識を向けて、その中に楽しめることを見つけられるようになれたらいいでしょう。
少しでも楽しい気もちがしたら、リアクションを態度に表すようにすると、その場の雰囲気も、相手の気もちも、自分の気もちも、より楽しいものになりやすいでしょう。
余計なことを考えずに、「素直に楽しもう」と考えるのも、一つのコツかもしれません。
楽しい時間を共に過ごせるようになれば、自ずと関係も良くなるのではないでしょうか。