「嫌いな人がいる」
人をどう思うかは、自分に返ってくる
「嫌いな人がいる」というのはしかたがないような気もします。人には好き嫌いがありますから。
嫌いな人が近くにいるとイヤな思いをすることが多いでしょう。嫌いの度合いが強い人に対しては、なおさらです。
嫌いな人がいても、幸せになる考え方を心がけることで、あまりイヤな気もちにならようにできたらいいのではないでしょうか。
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│ 基本的な幸せになる考え方
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まずは、「嫌いな人がいるのはしかたがない」「嫌いな人がいてもいい」と考えていいのではないでしょうか。
嫌いな人のイヤな部分が気になった時には、「こんな人もいる」「こんな人のためにイヤな思いをするのは損だ」と考えられれば、イヤな気もちを軽くできるでしょう。
嫌いな相手との関係がうまくいかなくても、「このままでもいいか」と考え、悩まないようにできたらいいのではないでしょうか。
嫌いな相手といっしょの時に多少イヤなことがあっても、「この人はこういう人」とわかった上で、できるだけ軽く受け流すことができたらいいでしょう。
「いっしょにいない時にはイヤな人のことを考えるのはよそう」と心がければ、あまり悩み苦しまずにすむでしょう。
すごく嫌いな相手に対しては、幸せになる考え方がうまくできないこともあるでしょうが、「嫌いな相手はいい練習相手」と考え、少しずつできるようになれたら、と思います。
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│ 相手に対する自分の考え方を変える
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嫌いな相手に対してイヤな気もちにならないようにする、もう一つの方法はあまり「嫌い」と思わないようにすることです。
そのために、相手に対する自分の考え方を考え直してみるといいでしょう。
「嫌い」という思いを消し去ることは難しいでしょうが、その人に対する考え方を変えることによって、弱めることはできると思います。
まずは、「人を悪く決めつけるのはよそう」と考えることです。
「この人がイヤ/嫌い」と、ふと思ってしまうのはしかたがありません。
でも、そういうことを考えているのに気づいたら、「人を嫌ってもいいことはない」とその人のことを考えるのはやめて、「それより、いいこと(好きな人のことややりたいことや幸せになれることなど)を考えよう」と考えられるといいでしょう。
また、「××のところもあるけど、○○のところもある(のではないか)」のように、相手の悪いところだけを考えるのではなく、いいところも考えられたら、と思います。
人を悪く決めつけないで、「違う可能性もあるんじゃないか」「変わる可能性もあるんじゃないか」などと一瞬でも考えることができるだけでもずいぶん違うと思います。
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│ 自分にとっての人間関係とは?
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人間関係が変わるのは相手が変わるからではなく、自分の心の中の相手に対する感情や考えが変わるから、という考え方もできます。
自分にとっての(特定の人との)人間関係とは、相手に対する自分の心模様なのかもしれません。
嫌いだ思うと、その人のイヤな所が目につきやすいでしょう
悪人だと思うと、その人のやることを疑いやすいでしょう
意地悪だと思うと、その人から恐怖を感じやすいでしょう
自分が人のことをどう思うかは、結局、自分に返ってくるのではないでしょうか。
自分のために、人のことを悪く決めつけないようにしたほうがいいと思います。