やり過ごすための幸せになる考え方

 仕事でも、人間関係でも、その他でも、つらいことはあるでしょう。
 つらい時に無理をすると、余計につらくなります。耐えられなくなって後悔するようなことになってしまう場合もあるのではないでしょうか。

 そんな時、「なんとかやり過ごそう」と考えることで、つらさを小さくできることがあります。

 もちろん、つらくても前向きに頑張れる時にはこんなことを考える必要はありません。
 つらくてどうしようもない時に、少しでも自分(の心)を助けるための工夫です。

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 │ つらい時間をやり過ごす
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 つらいことは短時間に限られている場合が多いでしょう。そういう時には、「(つらいのは/我慢するのは)一時の事だから、なんとかやり過ごそう」と考えていい場合がけっこうあると思います。

 たとえば、仕事でちょっとつらい業務をやらなければならない時、仕事でミスや失敗をして口が悪い上司に叱られる時・・・「一時の事だから、なんとかやり過ごそう」。

 たとえば、人から聞きたくない話を聞かされている時、人づきあいで気まずい思いをする時、イヤな相手といっしょに過ごす時・・・「一時の事だから、なんとかやり過ごそう」。

 たとえば、悪い出来事があった時、カゼをひいたなど体調が悪い時、・・・「一時の事だから、なんとかやり過ごそう」。

 少しでもラクにやり過ごすために、その時に自分ができる幸せになる考え方を心がけることができるといいのです。

 まずは、「こういうこともある」「こういう人もいる」「こういう時もある」などと現実を受け入れる考え方を心がける。

 「無理をすることはない」「少し力を抜こう」「(うまくできなくても)それなりにやり過ごせばいい」などと方針を明確にする
 事と場合によっては、「(頭の中で)歌を口ずさみながらやろう」などとラクになる工夫ができることもあるでしょう。

 他にも、「大丈夫、大丈夫」「このくらいは平気だ」「この前も大丈夫だった」などと自分の心を支える考え方を心がける。
 「一時の事だ」「もう少しで終わる」「もうちょっとだけ我慢しよう」「なんとかなる」などと先の見通しを考える。

 少しでも自分の心に効く言葉を見つけて、身につけることができるといいのではないでしょうか。

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 │ つらい時期をやり過ごす
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 人生の中にはつらい時期もあるでしょう。
 そんな時には「つらいのは一時期の事」と考え、うまくやり過ごすことができればいいのではないでしょうか。

 たとえば、新しい職場のつらさは、慣れれば自然に解消していくものです。それを信じて、つらい時期を「なんとかやり過ごそう」。

 たとえば、人間関係には限りがあります。数年たてば終わるケースが大半でしょう。どうしてもつきあわなければならないイヤな相手とは「(せいぜい?年ぐらいだから)それなりにつきあおう」。そのために、「いっしょの時はなんとかやり過ごそう」「いっしょでない時にはイヤな人のことを考えるのはよそう」と心がける。

 たとえば、人生の中にはつらくても自分(の将来の幸せ)のために努力したほうがいい時期もあります。そういう時には「一生のうちのこの時期だからもうちょっと(我慢して)頑張ろう」と考える。

 たとえば、不幸な出来事があった時には「今つらいのはしかたがない。いずれ時が癒してくれる。この時期をなんとかやり過ごそう」。
 また、どんな悩みも一生続くことはありません。すごく悩んだ時にも「この悩みもいつか解消する。少し心の力を抜いて考えよう」と考える。

 「朝の来ない夜はない」のです。「つらいのは一時期の事」と考えることで、少しでもラクにやり過ごせたらいいのではないでしょうか。

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 │ 我慢?
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 生きていく中では、我慢が必要な時もあります。
 ある程度我慢すれば済むことはたくさんあります。我慢ができないために、問題が大きくなってしまうことがあります。

 “我慢”と言うと、「力を入れて耐える」イメージがありますが、「少し力を抜いてやり過ごす」ことができれば、我慢できたということになるのではないでしょうか。

 「つらい」「苦しい」「イヤだ、イヤだ」などと思いながらの我慢は、いっそうイヤな思いがし、時間も長く感じやすいでしょう。
 「こういうこともある。ある程度イヤな思いをするのはしかたがない。余計なことを考えずになんとかやり過ごそう」と考えたほうが我慢しやすいでしょう。

 少しでもラクになれる幸せになる考え方は自分なりにいろいろ工夫できると思います。
 つらい思いをどうせするのなら、少しでもラクに我慢できるようになれたらいいのではないでしょうか。


   

くよくよしない

イライラしない

人間関係で悩み苦しまない

幸せになる考え方