悩まないために“考えない”

少しでも幸せに暮らせるようになるために

 小さいことは、「まぁいいか」。
 先のわからないことは、「なるようになる」。
 関係が悪い人がいても、「このままでもいいか」。

 このような幸せになる考え方に対して、「いいかげん」「前向きでない」などというご意見もいただきました。


│ “いい加減”のすすめ


 小さいことには“くよくよ”“イライラ”しないほうがいいでしょう。
 小さいことに“くよくよ”“イライラ”していると、それだけ長い時間悪い 気分で過ごすことになってしまいます。
 小さいことは「まぁいいか」と済ませるようになれれば、“くよくよ”“イライラ”する時間を減らせるでしょう。

 くよくよしてしまう要因の一つは完璧主義です。小さいことに対して「まぁいいか」と思えないというのもその現れと言えそうです。

 「まぁいいか」はちょっといいかげんな考え方かもしれません。
 でも、すぐに忘れてしまうような「小さいこと」だったら、それでいいのではないでしょうか。

 「小さいこと」に“くよくよ”“イライラ”して暮らすより、「まぁいいか」と、少し力を抜いて、ラクに暮らせるようになれたほうがいいでしょう。
 「小さいこと」に正しさや立派さを求めるより、いい加減さがあったほうがいいのではないでしょうか。


│ 解決を目指すのが前提


 何か問題が発生したら、早めに対処して解決できれば、それに越したことはありません。
 ヘタに考えるよりも、動いて解決を目指したほうがいいこともけっこうあると思います。

 自分にとって大事な問題はじっくり考えたほうがいいでしょう。

 問題が発生したら解決しようと努力するのは当然でしょう。
 でも、(すぐには/今の自分には)解決できない問題もあります。
 (容易に解決できる問題なら、そんなに悩むこともないでしょう)


│ 「考えない(他のことをする)」という選択もある


 問題を解決できないことをすごく悩み苦しんでしまうのは、「問題は解決しなければいけない」と思い込んでいるのかもしれません。

 小さい問題は、考えなくてもいい。(「まぁいいか」)
 いくら考えてもわからないこと(先の事や人の思惑など)は、
  これ以上考えてもしかたがない。(「なるようになる」)
 どうしようもない問題は、はじめから考えてもしかたがない。
 この問題を考えるよりも、今やりたいことがあるのなら、
  それを優先する(この問題は考えない)。(「いいことを始めよう」)

 このような「考えない(問題化しない)」という選択もあるということです。

 たとえば、関係が悪い人がいて悩んだ時に、「このままでもいいか」と考えられればラクになれるでしょう。
 自分にとって大切な人以外との関係は、そんなに良くなくてもいいのではないでしょうか。
 その相手との関係に長い時間悩み苦しむよりも、多少のことは我慢して、今の生活を大切にする、という選択もできるということです。

 また、「完全解決を求めない」(ある程度改善したら、あとは我慢する)ことができるようになれば、悩み苦しむ時間を減らすことができるでしょう。
 悩みや問題があっても、幸せになる考え方を心がければ、それなりに幸せに暮らすことはできるのではないでしょうか。

 幸せになる考え方の中には「考えない(問題化しない)」方針のものがけっこうあります。
 考えなければ、悩み苦しまなくてすむし、その分の時間とエネルギーをもっといいことに使えるのではないでしょうか。

 もちろん、解決できる問題は早めに解決できたらいいし、大事な問題はよく考えたほうがいいのですが、「問題化しない」という選択を増やすことで、少しでも幸せに暮らせるようになれたら、と思います。

    幸せになる考え方